容量の計算


ファイルの容量は、〜KB、〜MBなどという単位で測られます。
このKBやMBとはどの程度の容量なのでしょうか。

まず、KBはキロバイト、MBはメガバイトと読みます。
また、GBはギガバイト、TBはテラバイトで、
Bはバイト、bはビットです。

そして、以下のような等式が成り立ちます。

1B=8b
1KB=1024B=8192b
1MB=1024KB=1048576B=8388608b
1GB=1024MB=1048576KB=1073741824B=8589934592b
1TB=1024GB=1048576MB=1073741824KB=1099511627776B=8796093022208b

あと、1024TBで1PB(ペタバイト)です。
また、1024PBが1EB(エクサバイト)です。
で、1024EBが1ZB(ゼッタバイト)、
1024ZBが1YB(ヨッタバイト)となっています。

書いていて自分でもなんだかわからなくなりそうです。


数学上はその上にハーポ、グルーチョ、ゼッポ、ガモ、チコ
(どれも人の名前)などが用意されていますが、
ファイルの容量の計算では通常使用しません。

また、数学上では10の3乗で単位がひとつ上がります。
要するに、1M=1000K=1000000といった計算を行います。
勘違いしないようにしましょう。


ちなみに、1024という数字は2の10乗です。
ですので、1KBが2の10乗かける1B、1MBが2の20乗かける1B、
1GBが2の30乗かける1B、といった表現もできるわけです。

まあ、1024という数字も
あながち意味がないというわけではないということです。

こういった数字を見てみると、ハードディスクの容量を
1000倍単位で計算して販売するのはひどいですよね。
例えば250GBだと、250,000,000,000バイトとされてしまいます。
すると実際の容量は7%ほど減少し、
233GBほどしかないことになってしまいます。

もし1TBが1,000,000,000,000バイトとされてしまえば、
実際は10%ほど減少して0.91TBくらいになってしまいます。
これって、詐欺なんじゃないですか?
こういった悪質な慣行が直ればいいんですけどね。


次に、文字1文字あたりの容量はというと、
半角文字で1バイト、全角文字で2バイトになります。
ちなみに改行は2バイトです。

したがって、1KBあれば全角文字で512文字、
1MBあれば全角文字で524288文字相当という計算になります。


なお、インターネットの速度として、
56K、64K、128K、8M、12M、26M、45Mなどがありますが、
これらはb(ビット)で計算しています。

たとえば56Kでしたら、正確には56Kbpsと書かれます。
56KBpsだったらもっと速いんでしょうけどね。

56Kbpsとは56キロビットパーセカンド、つまり
1秒あたり56キロビットダウンロードできますよ、という意味です。
キロバイトに直すと7キロバイトということになります。



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